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■来年度、受験する方へ(5)

■来年度、受験する方へ(5)

専門用語の定義を押さえる。

今さら何をそんな当たり前のことをと思うかも知れないが、まぁ騙されたと思って点検してみるといい。より高みへ確実にステップアップできるから。

例えば小橋が最初の授業で必ず訊く質問。

「原子量って何?」
「質量数って何?」
「アボガドロ定数って何?」
「イオン反応式って何?」
「そもそもモルって何?」
「イオン化エネルギーって何?」
「電子親和力って何?」
「イオン化傾向って何?」etc.

いずれもどんなに薄っぺらな教科書にも必ず定義が示されているはずのもので、どんな受験生でも絶対に見たことのある言葉なのに、多くの(自称)ハイレベル受験生は説明に詰まる。何とかあやふやながらそれらしい定義を言える生徒でも、「じゃあそれを初習者に説明してみて、彼らが理解出来るように」と言うと途端に自信をなくしてしまうだろう。初習者に胸を張って「この言葉の意味はこうだ!」と言えないようでは一流の受験生を名乗れない。

化学がイマイチ伸びないと悩んでいる諸君。或いは、誰よりも少ない労力で化学を得意にしたい諸君。ノートを一冊用意しよう。そして、教科書の太字(或いは諸君がこれはと思う専門用語)を見出し語にして、その言葉の定義を一行で説明してみよう。必ず一行で、だ。言わば、非常にコンパクトな化学用語辞典を自分で作ってしまえということだ。

もちろん、あらゆる専門用語を一行で完璧に説明することなんか不可能なのだが、最低限これだけは述べねばならぬであろうことを抽出し、取捨選択し、何とかまとめてみて欲しい。この作業は非常に為になる。

この際、完璧主義に陥ってはならない、という注意を念のためにしておく。

別にこのオリジナル辞典は人に見せるものではないので気取って丁寧に書く必要はないし、間違ったり不十分だったりすれば気付き次第加筆訂正すればいいし、教科書の太字以上にマニアックなものまで拾えばそれだけで時間と労力を浪費しすぎるし、あくまでも化学のイロハを自分なりに整理するというスタンスで簡単にまとめればいい、ということを忘れてはならない。辞典作りに熱中したり、問題を解く時間を惜しんだりしてしまうようでは本末転倒である。

このようにして、自分が絶対に自信を持って使いこなせる言葉を一個ずつ増やしていこう。30個も拾えば違い(成長)に気付く。60個も拾えば別人になる。200個も拾えばもう高校化学の理解はかなり完成に近いものになるだろう。教科書の太字とはそういうものだ。

これを今からコツコツやるか、それとも数多くの参考書を読み、数多くの問題集を解くことで自然に用語の意味を把握するのを待つか、どちらが賢い学習法だろうか(もちろん、両方行うのが一番優れているのだが)。

「専門用語の定義確認」の重要性を、賢い受験生なら言われなくても理解しているものだが、殆どの受験生はなかなか気付いてくれないものだ(僕が幾度力説しても!)。本番直前に自分の理解があやふやなことを知って愕然とする人が大変多い。

「自分の伸び悩みは案外基礎があやふやだからではないか」と感じた諸君、ぜひ試してみて欲しい。

そして、既に気付いている諸君もいるだろうが、この学習の有効性は化学にとどまらない。
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テーマ : 大学受験
ジャンル : 学校・教育

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小橋哲之

Author:小橋哲之
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