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■参考書(03) 『新研究』

■『新研究』

■『化学I・IIの新研究』三省堂

オススメ度:薦めない


『化学I・IIの新研究』は、難関大受験生のバイブルとも言える、最も成功した参考書の一つだろう。

しかし敢えて言う。

あなたが現役生ならば、そして化学以外にも労力を割くべき科目があるのであれば、この本には近付かない方が良い。

あなたが浪人で、「化学はそれなりに得意」という自負があるのであれば、僕は止めはしない。止めはしないが、熟読して完全理解を目指そうなどと思わないことだ。

あなたは自分が「要領が良く、情報を取捨選択することに長け、一度読んだことは人よりも記憶に残しやすい」という自負があるのであれば、他の本を買うよりはこの本を薦めたい。


よく勘違いしている人がいるが、本書の「高校逸脱範囲」は東大や京大、東工大や阪大などの過去問から題材を拾っている。従って本書を通読してから過去問を解くとこの本がいかに「心強い」味方であるかのように錯覚してしまう。

しかし、東大化学で高得点を取りたければ過去問から作られたこの本を熟読するよりも、当の過去問をやり込んだ方がいい。得点力は演習からしか身に付かない。

この本を薦める人は、極めて記憶力・理解力に恵まれた頭脳の持ち主か、あるいはそういう恵まれた人の言うことを盲目的に信奉するスットコドッコイか、まぁそのどちらかだろう。

enaや小橋塾では、本書を生徒に薦めることは殆どなかった。他にもやるべきこと(他科目も含めて)がたくさんあるのだから。ま、そういう(誰もが知っているけれど誰もが読み込めない)点からもバイブルと呼ばれるのかも知れない。

なお、本書を「辞書の替わりに使うべき」という、しばしば耳にする意見にも賛同しかねる。辞書なら辞書でもっといい本があるからだ。大変偉そうな言い方になり恐縮であるが、本書をそのように使えという人は

1.優れた能力の持ち主で本書を読み込めたが、受験が終わってみるとオーバーワークだったなと反省している難関大合格者

2.本書を講義のアンチョコ、あるいはネタ帳の替わりにしている予備校講師や高校教師

3.それらの意見を鵜呑みにしているスットコドッコイ

のいずれかであろう。

あ、「参考書の悪口は書かない」はずだったのに。でもいいよね、一番売れている本なんだし、本書の悪口というよりは使い方を誤っている人への苦言なんだし。

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テーマ : 大学受験
ジャンル : 学校・教育

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