スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■参考書(05) 『化学I・IIの新演習』

■『化学I・IIの新演習』

三省堂『理系大学受験化学1・2の新演習 改訂版』

オススメ度:総合問題集を使って総点検したい化学既習者に


数研出版の『重要問題集』に比べ、「難しい」「理三や京医志望じゃなきゃオーバーワーク」などの評価が定着している本書だが、個人的には別に難しいとは思わない。というより、東大などで要求される『思考力』を重点的に鍛えるには向いておらず、どちらかというと『新研究』に通じるような「知識や理解の確認」に重きを置いている。この点には十分に注意して欲しい。本書を完璧にしても安心してはダメ。

また、『重要問題集』と違い、基礎~標準以下の問題がほとんど掲載されていないので、総合問題集で基礎固めをしたい現役生・化学の苦手な受験生には薦めたくない。駿台全国ハイレベル模試で偏差値70近く取れているのなら、知識の確認・あら探しに使うのは良いだろう。

それでは、現役生や化学の苦手な受験生には本書は無駄か、というとそうではない。『セミナー化学』や『重要問題集』を中心に標準問題を征服し、志望校の過去問に(一刻も早く!)取りかかり、各自の苦手分野や演習不足分野の類題を本書に求める。それが賢いのではないか。

受験生が参考書や問題集を買い漁り、いっぱしの評論家気取りになることは絶対に避けねばならないことではあるが、そうはいっても意外と多くの受験生は周囲の評判に釣られて買ってしまった問題集が何冊もあるだろう。その全てをやる必要はないが、その全てを捨てる必要もない。上記のように一冊の問題集を軸にして、苦手分野を自分の蔵書の中から探し出して補強する、これが一番効率的なのだ。

なお、本書に限らず、一冊の問題集を一回しか解かないのであれば初めからやらない方が良いぞ。もちろん初回で正答した問題まで復習する必要はないが、そうでない問題については(出来れば)五回も六回も繰り返した方が良い。

そういう意味では本書はボリュームがあり、かなり時間的余裕のある受験生でないと五周どころか二周すら厳しいだろう。

はっきり言うが、普通の東大理三受験生、京医受験生なら『重要問題集』で十分だ。それ以上の問題集を望むなら東大の過去問をゼヒどうぞ。
関連記事

テーマ : 大学受験
ジャンル : 学校・教育

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

小橋哲之

Author:小橋哲之
小橋塾塾長

外科医

三児の父

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。